ツールを活きたものにする関係者連携とは?
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「健診のイロハ」最終回では、『ツールを関係者へ連携しよう!』
というパートで、上司や関係者へ作成したツールを使い、報告・相談をスムーズに行うためのテクニックを
ご紹介、実際「人事役」の方へ、報告の場面をロールプレイしてもらいました。
①まず、準備しよう
準備なしには、スムーズに報告・相談できません。
ポイントは、上司の視点に立つ。
報告の目的は?相手は何を求めている?自分が伝えたいことだけになっていないか?
を俯瞰します。作成したツールは、伝える相手にとって見やすいものか?理解できやすいものか?を客観的に考えながら、相手に合わせたツール更新が必要であれば、対応します。
②ストーリーをつくる
上司と使える時間はどのくらいか?双方の効率を考えて無駄のないよう準備は必要です。
今回の目的、報告、そこから見えた課題、自分ができること、できないことの協力の依頼・方策の相談・・など。
目的と連動した一貫したストーリーだと、相手にも伝わりやすくなります。
上司が事務系の職種であると、保健師業務や健康診断について全容を理解していたり、各担当者の役割や法的に抑えるべきポイントをわかっている人はまだまだ少ない企業が多いかと思います。
相手がわかりやすい言葉を使っていくこともポイントです。(専門用語を和訳するイメージで)
③上司へ伝える・報告する
①②で用意したものをつかって、本番です。緊張するかもしれませんが、準備やストーリーを作る際に、ある程度想像が浮かぶので、何も準備しないよりは、安心して備えられるのです。
こうして、作成した成果物を事業所全体の健診事業において、役に立つものなので、
専門職のみにとどめておくのは、資産として活きたものになりません!
関係者を巻き込み、一緒に協働して初めて、事業としての健康診断、になっていくものかと思います。
今回はその一端をご紹介させていただきました。
Growthは学びを活きる内容を提供しております。今後も企画していきますので、お楽しみに!