産業医や人事連携でのメールや報告文章作成で気を付けるポイント
産業保健現場で活動していると、目上の立場の方や関係部署の担当者、人事や産業医へ「メールで報告」という場面は多々、あるのではないでしょうか。
産業保健師サロンGrowth
毎月1回オンラインにて
テーマ別の勉強会を開催してます
参加者同士の意見交換の場をご提供
お仕事のご紹介もしています
実務で役立つテーマが中心
産業保健師の成長をお手伝いします
例えば、産業保健師の基本業務である「定期健康診断」。
多くの保健師さんが、「定期健康診断」の業務を担当されているのではないでしょうか?
法令業務でもあり、基本業務。「定期健康診断」には、たくさんの保健師業務の基礎のキが詰め込まれています。
最初に出会う業務でもある「定期健康診断」を全体で俯瞰しながら、保健師としての視点で何ができるか、何をすべきか、をとことん学習して、「専門職として自信をもって定期健康診断業務に携われる」ようになってみませんか?
産業保健師サロンGrowthでは、”専門職であり企業人”でもある産業保健師の皆様が、企業で活躍できるスキルやバランスとりながら立ち振る舞いができることを応援すべく、2021年12月~開始しております。
毎月のサロンでは実践に役立つテーマや実践ワークを通じて、専門職でありながら企業人というバランス感覚を養っていただけるよう、さまざまな企画を提供しております。
WEB開催のため全国各地からご参加いただき、リピート参加の方もおられ、少しずつですが盛り上がりを見せています。
「実践で使える!健康診断のイロハ。現場で役立つ運営ツールづくり」①
知識編
2022年7月28日㈭12:00-13:30
zoom開催、アーカイブ配信あり。
健康診断に関する基礎知識の提供、
健康診断に必要な情報を集めます。
「実践で使える!健康診断のイロハ。現場で役立つ運営ツールづくり」②
実践編Ⅰ
2022年8月25日㈭12:00-13:30
zoom開催、アーカイブ配信あり。
健康診断の流れの把握、工程図を作成をします。保健師の役割、視点を学びます。
「実践で使える!健康診断のイロハ。現場で役立つ運営ツールづくり」③
実践編Ⅱ
2022年9月22日㈭12:00-14:00
zoom開催、アーカイブ配信あり。
健康診断の保健計画について、実際作成し、事業所内で関係者と連携するためのノウハウをご紹介します。
☑ 健診業務の全体を関係者に説明できない。ツールがない。
☑ 1人職場で先輩から教えてもらう機会がなく自己流でやってきた。改めて学びたい。
☑ 産業保健1年目。1人職場であるので、今すぐ実践に役立つ内容を学びたい。
☑ 産業保健を経験して数年経過したけど、「専門職としての業務」が遂行できているか自信がない。
☑ 産業保健師へ転職したいが未経験者は難しい。事前にスキル・ノウハウを学び、転職の強みとしたい。
☑ 人事労務にも連携できる資料がない。作りたいが、方法がわからない。
☑ 健康診断の情報や業務がバラバラ。健康診断の一式の材料をまとめる必要がある。
☑ 自社の保健師に学んでもらいたい。保健師に参加させたい。
☑ 自社の保健師に、健康診断を一通り任せたい。
☑ 健康経営企画に保健師を関わらせたい。
☑ 自社内で通用する資料作成や提案のスキルを身に着けてもらいたい。
☑ 自己研鑽だけでなく、実務に活きるプログラムに参加させたい。
そう聞かれたとき、どう回答していますか?
かつて私も、人事労務の人に聞かれたときにうまく説明できなかった1人です。
一生懸命、必要な健診周辺の業務はやっている。けどその流れを専門職以外の人にわかりやすく伝えられない。教科書的な専門用語を並べただけでは、相手の顔に「?」だらけ。
そう迷っていたときに、出会った恩師から教えられた「健診全体を俯瞰する」という学び方。
根拠法令と教科書的な健診の流れは理解していました。ただ、その意味合いやそこでの「保健師の役割」や、担当事業所の情報で不足している点の抜け漏れを、「全体を俯瞰する学び」で、埋めていきました。
そうすることで、それまでただただ膨大な健診結果を「処理」としてやっていた業務の意味合い、法律との連動、そして私たち「保健師の役割」の意味と織りなす「価値」を実感することにつながりました。
その後は、「工程図」を使って、堂々と健康診断の流れを人事労務の方や産業医へ説明し、皆さんの理解がスムーズに得られました。そうすると、途端に「信頼される専門職」へなることができ、今では自分の仕事に責任と誇りを持って、日々邁進しています。
後輩へも、同じ方法で「健診業務を通じた保健師の仕事」を伝えていますが、皆さん、深い理解と自分の仕事への自信につながっており、「真の産業保健専門職」としての一歩を踏み出しております。
産業保健師の教育は、学生時代に十分確保されていないことがほとんどで、実務について企業に就職してからもなかなかじっくり学べる場や機会は少ないです。
多くの産業保健師の皆様が、迷うことなく専門職として、「保健師さんて何をしているの?」と聞かれたときに、堂々と伝えることができ、信頼を得られ、産業保健現場でご活躍できるお手伝いをしたい、そんな思いから今回のご提供に至りました。
- 東京都 大企業所属 1人保健師職場
- 健診のイロハ 個別サポートプログラムへ参加
個別サポートにより、健診のプログラムの内容が活きました
講座だと自社の具体的なアドバイスを受けることが出来ないので、個別サポートの時間で自社の特徴や背景に合わせた具体的なサポートを受けられ、とても有意義な時間でした。
作成物(健診項目、対応基準、工程図、保健計画)もこれまで業務整理を "やらねば"と思っているけど、日々業務に忙殺され出来ない。今回、個別サポートの約束日までを目指して作成ができたので成果物となることができました。
印象的だったツールは工程図でした
今回使ったツールがあれば、これからも健診の企画や整理ができる、という自信がつきました。その中でも、印象的だったのは”工程図”のツールです。全体の業務を1枚でプロセスごとに見える化し、適正の担当部署や役割が明確になりました。また、社内で健診関係者がきちんと話し合って、健診の運用を企画したり、改善したり、という場を設けたほうが良いのではないか・・・?、という気づきがありました。このボリュームなら、当社の人は見てくれる内容なので、早速活用します。
実務を知る方からのサポートの有用性、これまでの業務の価値を改めて実感しました
これまで1人保健師で、実務に関してアドバイスを受けることがなく進めてきたので、初めて実務を知る他者と一緒に考える・作成する経験ができました。1人で決めて1人で進めていくのは、やっぱり怖いな、ということや、疑問を放置せずに、都度解決していくのは必要と思いました。また、関係者に合意を図ることはやってきたが、その前の手順を踏んだステップは、誰にも聞いてこなかったので、知ることができてよかったです。(早速現場で活用しています)
今回、改めて健康診断業務の全般を見える化したことにより、自分がやってきたことの価値や貢献も実感できたことで、この数年間やっててよかった、と思えました。
今回の成果物をもとに、関係者へ提案し、基準構築や業務改善の提案にチャレンジします
今後、自社の健康診断の課題解決のため、上司含め、産業医・関係者へ改善の提案をすることにチャレンジする予定です。保健師の組織への働きかけの実践の経験をこれからも積み上げ、スキルと自信をつけたいです。
参加者の声
産業保健 1年目
産業保健 3年目
産業保健現場で活動していると、目上の立場の方や関係部署の担当者、人事や産業医へ「メールで報告」という場面は多々、あるのではないでしょうか。
先日1/27㈮、無事に人的資本経営×産業保健セミナー②経営者が知らない健康資本と健康投資を開催終了しました。
先日参加したワークショップで、産業医・心理士の方から「産業保健職間のリーダーシップで適切なのは誰か?」をテーマにディスカッションした際、「リーダーシップは『保健師さん』でしょう!」と満場一致の答えでした。。
労働衛生の基本要素は、「3管理」または「5管理」と言われております。
渡辺 絵里(わたなべ えり)
株式会社メディヴァ 保健師・シニアコンサルタント
浜松医科大学医学部看護学科卒業。臨床経験を経て、前職から産業保健サービスに従事。 これまで30数社ほどの健康支援に携わる。
㈱メディヴァでは、健康管理室開設・運営、健康経営支援、 保健師育成、イベント企画運営などを担当。
2021年12月~産業保健師サロンGrowthの運営を開始。
日本産業衛生学会 産業保健看護専門家(保健師)、 産業保健師ワクワク未来研究会メンバー。
これまでの開催内容